• 2020.02.08 Saturday
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全国屈指の山城、竹田城。単なる“マチュピチュブーム”ではない確かな足跡

❶要衝を抑えるための必然の城。

群雄割拠が国内いずこでもありながら、この播磨〜但馬間の要衝であった竹田は、1431年ごろにはすでに砦として認められている。
応仁の乱の巨頭:山名氏の旗下:太田垣氏が入城し7代を数えて戦国時代を迎える。

この但馬〜播磨は豊穣の地であり生野銀山も開発されて、豪族には必然と両国にしたい土地。織田軍の有力方面隊の羽柴秀吉軍もすぐさま攻略に動く。しかしまだこの時点では砦を強固にした程度。



❷太田垣氏から赤松氏へ、だが短命に終わる竹田城。

怒涛の行軍で但馬〜播磨を制覇した秀吉軍は、弟:秀長に竹田城を任せ、さらに但馬、播磨平定へと。一時期、桑山氏が駐留後、元々の地場豪族の末裔:赤松広秀が最後の城主となる。赤松家はこの地の大豪族ながら戦国期前に衰退し、ようやく秀吉によって日建てられ、総石垣のこれまでの砦構造から一変した強固な城へと変貌している。

 

 

総石垣で縄張りされた、三の丸、二の丸、南二の丸、花屋敷、本丸は規模こそ中程度だが、戦略的には巧みな縄張りで、かつ穴太衆のよる堅固な石組から、完成時には素晴らしい山城であったと推定される。秀吉軍の但馬経営の拠点としての価値が裏付けられる。しかし関ケ原の戦い以降、西軍に属していたことなどで悲運にも、赤松広秀は自刃、竹田城は惜しくも廃城となる。



❸映画の舞台に。石垣の現存の素晴らしさが、ドラマを生み出した。

・1989(平成元)年・・・「天と地と」で上杉謙信の居城:春日山城に見当てた、壮大な実寸スケールで城が完成。城郭部分は、岡山高梁市にある備中松山城である。YOUTUBEにも紹介されているが、大したスケール感である。よくこれだけのオープンセットを組みながら石垣が強固に保たれていることに驚くばかりである。主演は榎木孝明、渡瀬恒彦、他に浅野温子、薬師丸ひろ子など。

・2011(平成23)年・・・「あなたへ」で高倉健と田中裕子が出会うきっかけとなる場所。城跡での「天空音楽祭」で歌う歌手としての田中裕子。それに見惚れてのストーリーが始まるんだが。エキストラに地元の「和田山虎伏陣太鼓」のメンバーが出演して盛り上げているが、のちに「天空の城」と呼ばれるきっかけになったのが「天空音楽祭」の“天空”かも???しれない。

 




●長くなったが、これ以外にも1シーンではいくつもの映画やテレビのドラマで活用されている。

あまりこうした背景にはミーハーではない私だが、秀吉軍の引き立てにより領主として任され、ずいぶんと善政を敷いたといわれる赤松広秀。またこの城は桃山文化の象徴として築かれているが、落城したわけではなく残念ながらも、奇跡的なくらい石垣の遺構が完全に近い形で残ったのだ嬉しい。彼についての歴史小説「天空の城」=奈波はるか氏を読んでだが。



また山上の縄張りを歩く訪問者の足にとてもやさしい、歩道を布材で加工敷設した整備な随所で水分補給できる小屋の配置など、様々な配慮は、全国でもここだけではないかと思われる。城を保存するにも快適で安全にとの朝来市民の努力は敬服に値する。

 


さらに城下町のあちこちに、意欲的な訪問者への持てなし空間=カフェ、レストラン、資料館などが巧みに構成されている。改めて「天空の城:竹田城と朝来市民の融和」が見受けられた。
 

橿原神宮で気持ちを引き締める・・・案外と知られていなくて勿体ない!

いつもは「天誅組」の歴史探訪で同行させていただいている藤田先輩と、時間がないなかで気分転換もあり割と近いということで、懐かしい(=学生時代に大会会場として一度きり:しかも体育館のみ)橿原神宮へ参拝に。

 

 

●橿原市は奈良県の真ん中あたりに位置し、一時県庁移転の話も出たほど神宮を核とした市街の概要はは何とも雰囲気がある。まさに神域の薫りがする雰囲気である。

 

●橿原神宮は、明治23(1890)年に建立されているが、なんと神武天皇(初代)を祭神として畝山のふもとに鎮座している。神武天皇を奉っているとは、日本会議会員としては失格なレベルだ。ゆえに神域としての佇まいは何とも言えない風格と歴史の重みが伝わる。

 

画像にはないが、橿原神宮へ向かう街道は片道3車線の両サイドの並木が整備されて厳かな景観で本宮へ向かう。

駐車場からは左右に配置されたたくさんの数の灯篭の参道を見ながら玉砂利をじっくり踏みしめて本殿への参拝に向かった。

 

●五月晴れのこの日は、画像で見ると参拝者が少ないように見えるが、たまたま人の動きを避けて撮影したためで、ずいぶんとにぎわっていたが外国人が少ないせいか、厳粛で静寂の空間であった。

 

●実は2組ほど神前結婚式が挙行されていて、晴天でまぶしいく、列席者も暑くて大変だったかと思いながら記念写真の様子を眺めていた次第。よき門出に良き人生を過ごせますようにと祈念するばかりである。

 

●奈良県では春日大社と並んで、初詣客の多い神社だとか・・・さもありなん。ロケーションの良さに和風建築様式がマッチした、厳粛な神社として風雅さを醸し出している。

 

素人丸出しな感想で恐縮だが、40年ぶりの橿原神宮は日本人の心に染み入る神社ですね。合掌

 

 

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