• 2020.02.08 Saturday
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「国際復興フォーラム:神戸」に聴講して。

 

 

 

●”Build Back Better”というキーワード、ご存知でしたか?

 

一昨年から地域振興事業「シングルマザー移住支援」の件で、同じアドバイザーながら師匠みたいに感じている方が負い出て、その方に誘われて初めて参加。主催は「国際復興支援プラットフォーム」という団体で、内閣府はじめ国連国際防災戦略事務所という、それぞれ権威のある団体が仕切られているフォーラムで、まず顔ぶれや肩書で驚いた次第。

何年も神戸でいながらこうした国際的会議に参加どころか、知りせずと反省ばかり。誘い頂いた師匠に感謝である。

 

 

❶”B−BーB(=上記のキーワードの略)”の意味とは?

世界中で都心へと人が集約される現象の中、その都心での防災対応や、さらに被災後の復興の取り組みについての目指す方向性を言うようだ。またフォーラムの内容は、被災先都市の担当者が、当時の様子やその後の様々な取り組みをスピーカーとして報告していく形式だ。司会進行は、元国連事務次長補:フィッシャー氏。それぞれのスピーカーの発現を要点良くまとめ、質疑代行や総括までスムースにこなされていく。午前11時から午後4時半までの長丁場だが、案外と限られた時間で、さすがと思わせる司会進行だった。

 

 

 

❷それぞれの痛みと取り組み。神戸だけでも東北だけでもない。

事例紹介では、東北大震災当初から岩手県等に入られ奮励努力されていた、元東京大学教授の大西学長(現豊橋技術科学大学)の報告。さらにネパール・ラリトプール市=マハルジャン市長の文化財:世界遺産など多くが失われてからの復興状況・・・中国唐山市=黄副市長の復興における大胆なほどの再生街計画の成功例(=さすが中国の強制力?)・・・神戸市=清水危機管理室課長のその後の神戸市の状況など。現地の状況はそれぞれ違うが、被災のレベルは悲しい事ばかり。今、都心へ集約され人口流入がさらに進んでいく状況下、都心の防災はどうなるのかと暗鬱たる思いになった。

 

 

 

❸国連の指導力の真価は災害支援にあるなぁと痛感!!

軍事問題では全く機能不全ともいえる国連。常任理事国のロシア・中国の傲慢さが要因だが、私たちが子供のころに憧れたイギリスのテレビ番組「サンダーバード:国際救助隊=財閥の私立による)」の人類とは賢く生きるならこういう素晴らしいこともできるのだなぁと感心して、そういう発想で番組を作っていた当時のイギリスという国を尊敬したものだ。

 

 

➍せめて「サンダーバード」の真似事でもできればよいが!

国際的な災害の度に、日本チームのレスキュー体制の評価が高い。個々の優れたマンパワー+経験値だが、手放しでも喜べない。こういう時にすら大国:常任理事国でもある某国などいい加減なものなのだから。

それなら日本国内:毎年19兆円に及ぶ浪費=パチンコへの無駄遣いを、国際救助基金として集め、世界で若い人口の多い国とタイアップ、日本の経験と技術を指導していくことで国連軍とは別の意義ある救助活動の核となるチームもできるのではと・・・日々何気なくパチンコで息抜きしている約900万人ともいわれる市民よ、もう目覚めようぜ!!・・・生保受給と同時にパチンコへ走る中毒者:約120万人とは違うのだから。合掌

 

人出いっぱいの正月広島旅行

2018年元旦、AM6:30に広島目指して観音寺を出発。

1日目は呉で軍港関連を観光します。

 

観光一発目の大和ミュージアムです。

元旦で朝早いのもあって意外とすんなり入場できました。

 

まず目に飛び込んできたのは、10分の1サイズの

戦艦大和!10分の1とは言えその迫力に圧倒される。

実物の設計図や資料も存分に展示され、

見応え十分でした。

 

 

そして、大型資料展示室には零式艦上戦闘機六二型や、

特殊潜航艇海龍、九三式・二式魚雷、

100名以上の若い兵士の尊い命が失われた特攻兵器回天などが

展示されていました。当時のリアルな情景が想像できる空間です。

 

 

大和ミュジアムに隣接した海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)は

残念ながら正月は閉館とのこと。潜水艦内部を体験したかったが・・・

 

 

大和ミュージアムを出ると、艦船めぐりの

アナウンスに導かれ30分程度の船による艦船めぐりへ。

 

 

そうりゅう型潜水艦は後ろからの見学になりましたが

かなり興奮しました!!!

 

 

元旦は呉を堪能した1日でした。

 

宮島観光編は後日アップします。

 

 

 

四国内で数少ない田舎町整備の成功!梼原町は噂以上だった。

●四国の町づくり整備と言えば「梼原(ゆすはら)町」!!

 

もうすでに20年以上になる町づくり整備で「高知県梼原町」は有名だが、行く機会はなかった。東京オリンピックのメインスタジアムの設計でさらに注目を浴びた隈研吾氏による公共建築で知られてきた。著名な建築家による公共建築物が、地域振興の役割を果たすことは、香川県が特に先駆けてきたことだ。丹下健三氏による公共建築物は、当時の地方自治体としては稀有な取り組みであったし、今は直島町がそういう実践でリードしてきている。

 

しかし私見なりに町づくりには”佇まい”が必要といつも思っている。昔ながらの歴史建築群を再整備した町でなくても、新たな整備をするにあたってこそ重要な感性であろう。梼原町はまさに後者として”佇まい”が感じられるのではないかと感心する次第。

四国内にも愛媛県:内子町の白壁の街並み、大洲市の大洲城と肱川川岸の風情、徳島県脇町のうだつの上がる街並み、香川県琴平町の金毘羅山の参道など誇らしい町並みは継承されているが、そうした保存型は言うまでもなく、むしろ再整備での新しい方向性にこそ、佇まいを忘れてはならないだろうと。

 

 

 

●隈研吾氏の建築物は目玉であり、誘発剤としても秀逸であろう!!

 

隈氏と梼原町のつながりは話題となり周知の事で省かせてもらうが、あらためて建築デザイン的なピンポイントとして知っていたことと現地の実際は大きく違っていたなぁと改めて痛感した。つまり旧の街並みの再整備=相当大掛かりにもかかわらず”佇まい”がよく浸透していることだ。完全統一とは言えないが、現実で出来得るレベルとしてはよくできているなぁと感服した次第。

 

何気に写真を撮り、1月2日でも空いているお店探しで交差点にいると、地元の方が犬を散歩がてら近づいてきてくれていろいろ説明を受けた。愛犬のブルドッグが散歩を催促するのをとどめての説明で恐縮至極だった。まちづくり整備では反対的な方が多い高齢層だが、この方は明確に事業年度や事業予算までそらんじれる具合で、小さな町といえいかに行政サイドが周知を丹念にした成果のだと伺えた。

 

隈氏の業績は言うまでもなく、しかしそれほど件数が多い訳ではない。あくまで看板であっても整備における演出効果は、行政手腕や地域住民の覚悟がなくては無理、そういう面でよく整っていることが素晴らしいかと。

 

 

 

●”佇まい”簡単なようで難しい。デザイン性とともに、地域の方の心映えも重要!!

 

メインストリートの拡幅工事も電線などもインフラは地中化しすっきりと。十分すぎる幅員は観光効果を計算し、活集約した町機能や行政機能を発揮している。小さな町の有利さで、町役場、町の駅(=物産所&宿泊所)、「維新の道:坂本龍馬脱藩の起点の町として、維新群像の町を標榜」の史跡ポイントが、至近距離に配置された魅力とともに建築&環境デザインが優れることで、観光入り数は相当多いと感じられた。店舗も少ないが、本格派を目指した店が多い感じだ。

 

 

 

1月2日ゆえにほとんどが閉店していたが、本格派の珈琲専門店が開店していて人気のようだったし、町の駅は地場産品がたくさん置かれて賑わいも伝わった。しかし地方の売らんかな!呼び込まんかな!という範疇ではなく、自分の時間で仕事ができる人、感性を澄ませて物づくりしたい人、東京ではなく世界を視野に入れれる人には、数年住んで事をなせるかという気がしてくる町でもあると感じた。

 

 

流行は追わない、しかし鈍感ではない。形式を超えた心映え・・・維新の群像をテーマにしたこの町は、京や江戸、果ては会津、逆転して薩摩と維新の激変が続く中で、これほど田舎の町からでも視点は確かに時代を見据えていたのだから・・・。

今関わっている町の事業でもこの佇まいを大切にする思いはますます強くなった。合掌

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