●1月21日&22日、丸の内JPタワー内:東京シティアイにて、見参!!
地元の香川県観音寺市が自力発表の場として、両日、移住相談と地場産品の販売でPR。無理のはずが、週末金曜の新規案件の都合上、どうしても東京へ行くことが迫られ、じゃあ、せっかく企画の中心人物=一番やる気のある市議会議員の案内もあったので、立ち寄ることに。会場は、東京駅丸の内口のすぐ目の前。JPタワーの地下1階のシティアイ・パフォーマンスゾーン。
移住促進の自治体の受付コーナーがあり、また展示販売スペースもあり、小さなイベントには適正な広さ。とにかく便利ではないかと。土・日なのでオフィス街の典型である丸の内では、わざわざ休みの日に足を運んでくれるのだろうか?と、少し心配したが。
●22日(日曜)早めに会場横のカフェで待機、何と開場と同時に人波が!
正直、朝一番で来るかなぁと半信半疑で、朝早く神戸を出たのでモーニングコーヒーで待機。15分前あたりからスタッフが、開場準備に出始め、10時前にはもう人が来始めて、あっという間に開場は人で埋まった。これはまずいと、急ぎご挨拶がてらに知り合いの人などに挨拶。声がけするのもはばかられて、販売コーナーの出展者は大わらわ。まずまずは日曜の滑り出しは絶好調かと。
●本当は移住相談だったのだろうが???また両日の成果は???
全国の自治体が国の助成金を受けてのU・Iターンの大合唱。故郷の良さも知りつつも、今まさに故郷のデメリットも知る立場。それ以上に、地元では本業でろくろく声もかからないのに雇用に努め、逆に兵庫県で移住支援や、京都府で振興策に声がかかる。
釈然としない中に、この日の訪問。開場とともにの人出で良かったが、気になる点はいくつかある。
❶萌えキャラでのポスター効果=確かに萌えキャラ系の女子アニメのポスター展開で、オタク系が来場とのことで、写真のようなコーナーも。でもこれって全国どこでもだし、聖地と呼ばれるところとはスケールが違う・・・なぜ観音寺で???付け焼刃的で痛かった。本当に必要なのか。
❷”そのままのままで”東京でやりますか??・・・私が応援している町では、今のまま原石のままでの発表はしてほしくないと思っている。つまり幾度も発表できない東京でやるなら、まず綿密な段取りが必要かと。移住促進のためのデータベース、地場産品のリピート化が増えるデザイン性や物語。・・・東京の人は目が肥えている。じっとしているだけで全国から押し寄せてくる地方情報や商品に選択眼は厳しい。故郷だから!ではすぐ飽きられる。ふるさと納税品など出身は関係なく、いいものが残る仕組み。SNSなどでの仕掛け方は分かっているが・・・そうした後の手段ではなく、まず原点としてだ。
そういう思いで見ると、素のままで出てきたか?と不安が残る今回だった。
●全国に「観音」「観音寺」と名がつく行政名、史跡はいくつもあるが、「かんおんじ」と呼ぶにはわが町だけらしい。
通常は「かんのんじ」だが、昔からなまっていたのか?明治に鉄道が敷設された時、駅名表記で指摘されたそうだが、唯一「かんおんじ」で収まった。★毎年9月、風光明媚の上、好立地の良さで”全国大学トライアスロン大会”が開かれているのがわが町。てんでバラバラ、年毎で方針が違う観光行政には辛口の自分が、諸手を挙げて感心する誘致策だ。でも「かんのんじ」か「かんおんじ」か理解している選手や大学関係者はどうなのだろうか?せっかく全国と交流できているが、はたして今回につながっているのか?気になる次第である。