• 2020.02.08 Saturday
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春の楽しみ。
この春から開催が予定されている「第2回かがわ・山なみ芸術祭」。出展作家募集ページで開催候補地の写真を見ていたら山にかわいい牛がいて、牧場=ピクニック=サンドイッチ、ということで、友だちを誘い、『山なみトースト(ジャムサンド)の製造・販売』で応募してみました。 


残念ながらこのエリアは応募者多数のため、作家枠での出展は落選となりましたが、参加はOKとのことで、現在、試作と試食を繰り返しているところです。

※本番では調理を手伝ってくれるボランティアさんがきれいに、焼印入りで仕上げてくれます。



今回のサンドイッチの主役の『ジャム』は、秋の開催予定地財田町にある讃岐缶詰さんの「isokichiシリーズ」を使います。

*いちご*粒がまるごとごろごろ

*小原紅みかん*突然変異で誕生した香川県の高級みかん

*金時人参*見た目は羊羹。しかし一番人気

*トマト*オーナポリタンなお味です


芸術祭に訪れてくれたみなさんが、案内所で『山なみトースト』を購入し、アートトレッキングのお供にかばんに入れ、山頂で頬張るイメージを、ぜひ実現させたいと思います。












きれいな町を空から・・・都市に近くて田舎がたっぷり、神崎郡神河町。
全国的な降雪不安、寒波の襲来で心配された今週明け。事務所で数日泊まり込んでいた割に、風こそ冷たくても神戸事務所は時々暖房すら切るくらいの暖かさ。しかし今日はやはり冷たい=肌を刺す感じで、寒さに強い方の私も重装備で、朝から出かけた。
行先は兵庫県神崎郡神河町。理由はまだ説明できる段階ではないが、知り合いのドローン業者さんの紹介程度と了承ください。

JR神戸線を姫路駅で播但線に移動。姫路から豊岡の手前までの単線的なローカル電車に揺られての訪問。三宮や姫路駅周辺は全く雪を感じなかったのだが・・・やはり中国山地のやや中央寄りの町だけに、それなりの残雪が趣を演出してくれた出迎え。いい雰囲気だが、さすが周囲を囲む山々までは雪は残っていなかった。



●降り立つ駅は「寺前(てらまえ)」駅で、播但線の大半はこの寺前駅が終点や始発だったり。姫路から車なら30分程度もかからないが、単線的な電車路線は時々特急をやり過ごすため50分近くかかるが、これもまた味わいが深い=他人事そのものだが。うっすら雪化粧の駅と電車が、何とも得難い雰囲気。ここから試し撮影が許可されやすい神河町役場さんへ。



本来はこのブログで神河町さんの景観のきれいなところ、民家改装プロジェクトで移転してこられた各メニュー自慢のグルメ店の紹介が優先でなければならないが、今回はチョンボ。ぜひ試しの向きには美味しいお店が多いことは推薦しておきますよ!!

●今日のデモンストレーションは、空撮専用のドローン。何と中国製とかで、日本のメーカーは1〜2社程度しかなく一体どうなってるの??・・・世界のドローン生産の60%は中国メーカーとかで、案外すごい!!、でも鮮明な画像のための積載カメラはソニー製とかで一安心。



1回の充電で15分ほどの飛行が可能で、高度も改正航空法では150メートルまでに制限されるらしいが、3000メートルでもへっちゃらとか。映る画像のピントは相当しっかりしていて、人が地上で撮る時に心配される手振れなども全く不安なし。これで空撮?という精度。またレンズの性能もすごく建物の垂直・水平ラインは左右・天地が一杯でもほとんどまっすぐに映し出される。

●いろいろ細かい制約や法律で規制されるが、この町は指定外なので自在に写せるらしい。ただ危険性や損傷もあるので条例で制限や規定を決めれば、土台が美しい町なのでさぞかし写り映えのある映像になりそうだし、ドローンの基地にもなる。
写真のオレンジ色のダウンジャケットを気込んでいるのが合田社長。
簡単そうで操縦には1年は最低でもかかるそうで、高度テク二は相当の努力も伴うとのこと。また操縦者とカメラマンとの2人のコンビネーションが良い映像となるとのこと。


今回、わざわざ来てくれたのは香川県観音寺市の(株)空撮技研産の合田社長。27日付けの読売新聞全国版に全8段ほどの大きさで紹介されるという、とても田舎の会社なのに注目度が高い。紹介で来てよかったが、ビジネスとしてはこれからどんどん活発化し競合も増えるかもしれないが、頑張ってほしいものである。寒い中、雪の心配をしながら、遠くまでありがとうございました。合掌
「 石高以上、津山には巨城がある! 」
今年も年賀は1日程しか休みがとれていないが、本社神棚に祀っている最上稲荷のお札返しは、もう28年変らぬしきたりである。
朝は6時過ぎに自宅を出て7時〜7時半の間に参拝する。最上稲荷ともなると、朝8時になるともう道路は大渋滞。総社インターから参道まで、もうとても車は進まないことは、最初のころに思い知った。参拝者は半端な数ではないからだ。
それもあって早く参拝を済ませ、真新しいお札を受けると、その日だけは岡山近郊の歴史巡りデーとなる。今年は息子の名城100スタンプラリーにつき合うことで念願の津山城へ。


津山市は岡山県東北部の中核都市で、現在でも人口は9万人を数えるはずだ。町づくりの事例での見学や津山ロボコンで幾度と訪問しながら、時間がなく目前にそびえる高石垣の城跡へは足を踏み込んでいなかった。今回は遠方へ行けない事情が幸いし、念願の津山城詣でとなった。名城スタンプのこともあったが、高校時代から吹奏楽やクラシックには関わりがあり、津山は地方では秀でた音楽大学があって卒業生の多くが活躍している街であることは知っていた。今は岡山県第2の都市:倉敷市へ移転。学生の若さや音楽のある文化性で地方の割に洗練されていた津山市、寂しさも感じなくはないが、これからインバウンド観光に向けて頑張ってほしい次第。

●築城者で藩祖(=津山藩:18万6500石)は本能寺の変で信長とともに没した森蘭丸の弟、森忠正公である。
関ヶ原の戦い、大坂城冬の陣〜夏の陣の功績で、元小早川秀秋公の岡山城転封により入封する。現在のような城の規模を誇るのは、美作地方の中心地として軍事的にも要衝で、政治・経済的にも発展を期したからであるが、それにしても噂にたがわぬ威容である。1603年から1616年もの歳月をかけて整えて他ものの5代目にトラブルがあり、越前松平家から10万石で松平宣富公が入封で藩主交代。以来、明治までは松平家が続く。

●途にかく巨大、高石垣に加え平山城の特徴であるひな壇型の石垣構造。さらにその縄張り面積、櫓の数とそれをつなぐ多聞塀の見事さは、復元CGや城郭冊子にも紹介されているが、江戸城、名古屋城、大坂城は別格として、姫路城、熊本城、福岡城、和歌山城(=50万石ではないが御三家として名城である)、福井城、金沢城と並ぶ規模でどこも50万石以上の藩である。50万石以下では広島城、岡山城も大きいが30万石以上である。

●前置きが長くなったが、まず二の丸にある入場口から一歩入ると、石垣群の大きさ・高さ、縄張りの広さ、幾重にも折り重なる虎口と、まさに鉄壁の構えである。雑誌で眺めていたイメージは覆され、ただただ巨城であることに溜息!!


●本丸に備中櫓がある。平成の復元だが当時に近い外観と構造で、全木造である。親交があった鳥取藩池田家からの賓客のもてなし用で奥向き:女性に配慮した櫓で書院造である。


●天守台はしっかりと修復と保全がなされ、往時の規模がしのばれる。往時の天守閣の写真は多く残り、底面積も国内有数で、また形状は塔層式という全国でも珍しいタイプ。他には丹波亀山城、島原城、伊予今治城しかなかったとされる。小倉城もそうだが天守上層部が南蛮造りである点でやや違う。この平山城に5層の天守閣、さぞかし遠方まで見渡せたことだろう。


とにかくこれほど厳重かつ実戦的な城を江戸初期に作ろうとしたのか?ましてや石高以上の規模である。戦国武将の気概をもってと納得するしかない。剛毅なり、森忠正公!!
惜しむらくは、明治となり反乱軍の拠点にならないよう、また江戸時代末期の圧政もあってか、権力失墜を狙った破却が全国で行われた。そのため本来の城郭の現存数は限られる。もう少し多く現存されていたら、大きな観光資源となるのにと惜しむばかりである。インバウンド観光時代、大きな観光資源となっただろうだけに。せめて周辺整備で城下町のらしさは整えてほしいものである。

●津山城のスケールに驚きながらも、すぐ近くにある=津山市役所前・・・津山藩別邸庭園にも足を運んだ。無料というのが嬉しい。2代藩主:森長継公が造営した庭園で江戸時代はずっと別邸庭園と称されていた。意外にも現在、衆楽園と称されるのは明治になってから。規模も現在の3倍=約74700�もあったとのことで、今もそれなりの規模だけに、さすがに庭園も豪壮な気風の城下なのである。当時の作庭の主流:小堀遠州流で、京都の仙洞御所の庭園を模したとの解説である。


 
「日本六古窯・・・常滑を訪ねて」
愛知県は”土岐・多治見・瀬戸・常滑・・・”と陶芸や陶器の生産地として我が国最古を誇り、現在まで営々とその存在を示す。

中でも常滑は産地としての規模では大きい。平安末期に始まり最盛期は1万軒の窯元が存在したという。また産地の特色としては、大型の甕や壺、土管など生活雑器や生活環境整備の陶製品の生産が盛んであった点が、同じ県内産地とも異色である。

●駅からの出迎えは、擁壁に張り付く陶器の造形。
常滑駅から歴史保存地区に至るアプローチは味気ない擁壁。そこには猫をモチーフにした造形作品がはめ込まれて迎えてくれる。公募作家から選ばれた作品であろう、猫の様々な造形が楽しい。


●散策コースの始まりは、大型猫のモニュメント。
散策コースの始まりは、歴史のある風情とは別の大きな大きな猫のモニュメントからスタートだ。唐突感は否めないが大型の陶器を生み出した技術的な証明かとも。


●いたるところに説明看板があり、歴史的変遷がわかりやすい。
散策コースは迷路の感もあり、最盛期に1万軒も窯元もあったといわれる密集度に驚きつつも、歴史的な価値のあるポイントは丁寧な解説看板があることでとても理解しやすい。


●カフェ〜雑貨の店舗、小公園、博物館と多彩なコースの町。
元窯元の施設を再生した陶芸ショップやレストン、カフェ。またモニュメントが多彩な小公園、博物館など、伝統的な趣をたっぷりと漂わせるモチーフが連続。


●遺構としての登り窯の規模に圧倒される。
最盛期はこの大型直登り窯も100基以上が点在していたという。改めてこの産地の規模や産業基盤を思い知らされる。むしろそれゆえに生活環境用具、建築用素材分野への傾倒が進んだのかも知れない。



この歴史散策コースを一旦離れて、この地を代表する企業の博物館や資料館、カルチャー教室などが集約された企業テーマパークもお薦めである。明治以降、和洋を問わず便器は陶製であり、また一気に西洋化する建築様式にタイルは不可欠の素材となった。そのニーズを生み出したのがINAX(=旧・伊奈製陶)で、この企業テーマパークを構えている。
常滑の歴史やタイルと便器の産業的変遷の学習、陶芸体験などさまざまに楽しめるが、実は明治からは高度な西洋食器の生産すらもノリタケという企業によって世界へ輸出するまでとなった。INAX、日本碍子、TOTOなどの総合セラミック産業の企業グループの中核で愛知県を代表する老舗企業である。


伝統に加えて技術、科学、研究を付加して、全国各地で地域を支える産業立地こそが日本の強みであり、我々は先人の努力を忘れてはならない。この地から見まわすと”ものづくり”の伝統的な凄みを感じざるを得ない。
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