スウェーデンのロイ・アンダーソン監督の作品「さよなら、人類」。
面白グッズ(吸血鬼の歯、笑い袋、歯抜けオヤジのお面)を売り歩くセールスマン、サムとヨナタンが主人公(ではないけど、まぁそんな感じ)の、ロイ・アンダーソン監督曰く『人間であることに関する三部作の最終章』です。(右がサム、左がヨナタン)
一作目が「散歩する惑星」、二作目が「愛おしき隣人」そして今回の「さよなら、人類」。日本人の私には、理解しきれない話も多いのですが、それでも印象に残った言葉をいくつか。(すべてうろ覚え)
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発表会で先生と生徒の舞台の上での会話。
先 生「何をしてくれるのかな?」
女の子「詩を読む」
先 生「何の詩かな?」
女の子「鳥の詩」
先 生「どんな鳥?」
女の子「鳩」
先 生「鳩は何をしているの?」
女の子「枝の上にいる」
先 生「枝の上で何をしているのかな?」
女の子「考えている」
先 生「何を考えているのかな?」
女の子「お金がないこと」
先 生「んん〜〜〜、それで鳩はどうするのかな?」
女の子「巣に帰る」
パチパチパチ(拍手)女の子席に戻る。
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「ロシアの王はずる賢い」
「こっそり鎧を着ていた」
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「人を利用して欲望を満たすのか?」
「人を利用して欲望を満たすのは正しいことか?」
前売券まで買って楽しみにしていた「さよなら、人類」なのに、夏の疲れと梅田の人混み疲れとお昼ご飯の食べ過ぎで半分くらい眠ってしまったので、DVDが発売になったらゆっくり見直してみようと思います。
*前売券の特典”どっきりアイスセット”