• 2020.02.08 Saturday
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ああ山桜


久しぶりのブログで恐縮至極である。さすがにちょっとしたことで撮影でも記事でもできないことはないのだが・・・怠慢しすぎで反省は大きい。


さてブログへの投稿だが、例年になく厳しい年度末の日々を縫って、長男の引越しの手伝いへ。祖父母育ちのため今年90歳を迎える祖父と88歳となる祖母を呼び寄せてのこととなる。12日金曜(朝5時過ぎ)に出発し、午後1時に岐阜各務原駅で合流。土曜は引越しで丸1日かかるので金曜午後は出かけることに。そこで選んでくれたのが岐阜県本巣市根尾にある薄墨公園。


岐阜各務原から約1時間、山奥であることは違いないが清流根尾川をさかのぼりながら、思った以上に平坦で広い国道を北上。真冬はどうかわからないが、春のこのシーズンは快適ドライブである。現地まで近づくと山越しに日本アルプスの雪をかぶった山が伺える。手前は桜シーズンなのに奥は冠雪である、このギャップも楽しめる。


期待はそうしていなかったが、現地はとんでもない人混み具合。平日の金曜日であるが、団体客やグループ客でごった返しているので驚きだ。駐車場からは少し坂道を上るが左右に模擬店が並び、まるでちょっとした参道のようで、如何にこの村の人々から「薄墨桜」が神聖に思われているかが伺える。ただ正直、観光名所の体ではあるが、全然不快ではなく、まさに桜の迫力に圧倒されるばかり。周りは公園化されてはいるが、桜の後ろは樹齢年数が経っている杉木立が広く控えている。公園化に伴い杉の下枝はきれいに落とされている。






樹齢1500年説・・・これが日本一の薄墨桜!!

確かに樹齢○○年と言われて疑う余地もない迫力である。“薄墨桜”とは不勉強で聞きなれていない桜の種類だったが、エドヒガンザクラの古木だそうだ。つぼみの時は“薄ピンク”、満開時は“白色”、散り際には“淡い墨色”と変化するとのことで、なるほど今は淡い墨色の頃なのだろう。となりの若木の桜は同じ薄墨桜とはいえ花の色は鮮明だ。

誰か忘れたが日本画の大家(前田青邨か?速水御舟か?)にこういう大きな桜の絵があったような・・・。文句なく眼福の桜の姿である。

ぜひ、遠くではあるが夜桜の受付もしているので、桜のシーズンが来たら思い起こして、出かけてくれると嬉しい。




本巣市は根谷川の清らかな流れに沿うように国道や県道、そして樽見鉄道線が併走している。道中は“薄墨街道”という標識が掲示されているが、同時に“花桃”の地でもある。老人ホーム、停留所、寺院などの一角に鮮やかな紅色の花を咲かせている花桃の木が目立つ。なにげなく“三色花桃”の木と由来が孤独な場所に姿をとどめている。なんとも珍しい品種だが、あの水力発電の父と呼ばれた福沢桃介(=福沢諭吉の娘婿で、有名な恵那峡で水力発電を始めた)が移植したそうだ。ひなびた寒村の風情、本巣市だが歴史の一端はこうして輝きを放っている。





運転しながらのことで撮影写真がきちんとしていなくて恐縮だが、「薄墨桜、岐阜県本巣市野根」で検索ください。画像やらいわれやらいろいろ詳しいです。東海地区ではもっぱら有名だそうです。合掌


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