(B)一代限りの幻の城「高岡城は、城を残さず伝統・文化を残す」

 

戦国時代の英傑としてその名をはせた前田利家。まつ夫人との夫唱婦随が有名で何度もドラマ化されているが、この息子:利長も俊英だ。さらに金沢藩3代目の利常も有能で、江戸末期まで見事に百万石を削られもせず、領地替えもなく生き延びさせたのは創藩より3代において藩主が有能だったからであろう。

 

❶一国一城令の前に、領地守護をかねて高岡の地に前田利長が隠居城との名目で設置したのが高岡城。

現在は、本丸と二の丸、三の丸の堀を残してほとんど公園化しているので、あまり優れた城としての価値はわかりにくい。遺構も一部の石垣以外、単なる市民公園のレベルで城好きには残念である。しかし動物園、体育館、神社、彫刻のある公園とまさに高岡市民の憩い場である。

利長が加賀藩の永続や侵略に備えて自らが城主として構えたが一国一城令で廃城に。その限られた城下町時代にとてつもなく高岡は、現在の隆盛につながる基礎を得ている。

 

 

 

 

 

❷菩提寺:瑞龍寺にも2代藩主:利長の加賀藩永続を願う思いが残る。どの城下町も城廓以外には寺が防波堤(=防戦拠点)として配備される。

瑞龍寺はそこまで徹底していないが、利長公を尊崇する中で今日まで営々と続く曹洞宗の大名刹である。特に全国でも珍しいすべての伽藍構造が左右対称というのがなんとも美しい。禅宗だけに質実剛健な構造美はよく知られるが、この左右対称形は異彩を放つ。一国一城令で高岡城が廃されても、いざとなれば瑞龍寺が要塞になるという江戸初期の武将の気概まで感じさせる。

 

 

 

❸歴史郷土資料館に、高岡の真髄が示されている。富山県は定住化比率が全国有数の恵まれた県であるし、高岡市は県内2位の規模を誇り約17万人。資料館は残念ながら古めかしい=他の人口規模の自治体と比べるとちょっと残念レベルであるが、内実は豊かで魅力ある高岡が様々に紹介されている。特に地場産業の発展は特徴のある業態が、幅広く紹介され、改めて個性も感じ、まさに地場産業の模範例である。

 

 

 

 

 

★鋳造業(=それこそ前日の兼六園にあった日本武尊像も。岡山駅の桃太郎群像、小豆島のオリーブ公園の記念の鐘、高知駅の維新群像など四国もご縁が深い)、また高岡大仏も昭和の作だがイケメンで有名・・仏壇製造・・漆器・・アルミ産業・・インテリア製造・・文具・・運輸業など多彩かつ準大手〜大手規模まで産業構成に恵まれている。

★何よりドラえもんはじめあまたヒット漫画で知られる「藤子F不二夫」氏の故郷。市内を走るトラムのボディや彫刻の置物などいたるところで出会う。これらを背景にした高岡祭りは、出車も優美で趣がある、是非ともその頃に訪ねてみたいものである。

 

 

 

  • 2019.11.13 Wednesday
  • 10:27
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