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国内有数の辺境の地と明治維新前後・・・あぁ”天誅組”哀れ!

 

●明治維新の5年前、南河内で鬨の声を上げた”天誅組”・・・終焉の地:十津川村へ。

 

新製品の企画と治療を兼ねて学生時代の先輩の治療院=富田林へ。以前から大変懇意にしていただき、私の大怪我の治療法から、社員のリハビリとずいぶんお世話になってきた。先輩が数年前から楠木正成ゆかりの地を巡ったり、今回の天誅組の足跡を訪ねることの付き合いとなったのだ。

”天誅組”は純粋に勤皇佐幕を念じて、明治維新よりはやる事5年前に挙兵。公家:中山忠光、土佐脱藩:吉村虎太郎、刈谷脱藩:松本奎堂、備前脱藩:藤本鉄石、天領・河内富田林:水郡善之祐らが蜂起した事件である。決起のメイン舞台となった奈良県五條市(=日本一の柿の産地)には、”明治維新発祥の地”と大きく看板があり、資料館も整備されている。

 

 

●”天誅組”は、性急、軽挙だった上、情報不足と政変で翻弄され壊滅した。

 

今のような連絡手段がない中、止むに已まれずという志士の想いが先走り、時局を読み誤ったことは理解したい!多くの血気盛んな若者が命を燃やした事変が明治維新。今でこそ笑えるかもしれないが、その時代を真摯に駆け抜けた面も理解できなければならないかと。天誅組のリーダーは各藩脱藩志士からなり、堺から進軍し天領・富田林で河内勢と合流し、孝明天皇の行幸を奈良で得るべく、五条の代官屋敷を急襲し勝鬨を挙げるまではよかった。しかし当時の京都はめまぐるしく政変が起き、明日をも読めない中で、とうとう彼らは翻弄され、ついに賊軍となるのである。

 

 

●五条代官所急襲は裏目に出て、奈良近在の諸藩の追討を受けることに。

 

勢いづいた天誅組は五条では1200名に及ぶ集団に。さらに勤皇の意識が高い(=御所警護を担当した強者集団)十津川村で隊士募集も図り、それなりの勢力も得ていく。その後は籠城を考え無謀にも高取城の奪取を試みる。ここで諸藩兵の待ち伏せに遭い塵尻となり、一気に劣勢を余儀なくさせられる。最後は首謀者の中山忠光らを逃すために十津川村を転戦し、時間稼ぎのために諸藩兵を引き付けるのである。挙兵からわずか2か月という短い運命だったが、この天誅組についての著作、歴史文献も多く、決してないがしろにされたわけではない。

 

 

●十津川村は辺境成れど、あちこちに天誅組の歴史が色濃く伝わる。

 

東吉野村は終焉の地で、壊滅した最後の志士たちの墓や句碑が残る。またそこに至るまでの十津川村での諸藩兵との戦闘で討ち死にした場所が、村人の手厚い想いで銘板として現地に記されている。正直、穏やかな十津川村での戦騒動は、村人には大変迷惑だっただろうが、戦死した天誅組の志士の名前を記録していることに感銘した次第。特に天ノ川辻あたりの集落内の志士の名前入りの銘板は、歴史の一駒が鮮明に感じられるところだ。

 

 

●平和ボケと言われて久しい我が国。先の大東亜戦争を言うまでもなく、若者の命が捧げられていることは瞑したい。

 

天誅組の転戦はむなしい点も多い。特に欲得以前の軽挙かもしれないが、豊かさに生きる現在のわれわれが、果たして1つ1つの歴史の時空に立ち、死を賭して生き抜こうとした=それが体制や権威に踊らされたとしても・・・彼らに謙虚に学ぶだけのものはあるはず。

十津川村は面積では日本最大の村である。路線バスも日本一長い路線を運行している。景観の良さやアウトドア好きには、知らないものがないが、しかし辺境である。

天誅組に関わらず、「谷瀬の吊り橋:日本有数の吊り橋」、「熊野古道」、「玉置神社」などたくさんの魅力にあふれている。是非リピート良し、初めてさらに良し!!どうぞ訪ねていただければと。

★蛇足だが、勤皇の意識が熱い十津川村は、一時期、皇宮警察官の半数がここの出身者だったそうだ。合掌

 

 

 

 

  • 2018.06.21 Thursday
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