• 2020.02.08 Saturday
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高知・白木谷国際現代美術館にて
長らく出張も多く、生活のリズムが変わりすぎて社内ブログの担当をさぼっていた。すると免罪符のごとく皆なもサボりだすので範を示さねばと急遽、間に入れてもらう。今回のブログは驚きの美術館の紹介である。

高知の南国インターチェンジからも30分程度の白木谷と言う寒村にある。館長兼代表者は、武内光仁画伯である。その名も「白木谷国際現代美術館」という。とてもこうした穏やかな寒村から輩出されたとは思えない、しかし豪快な高知人として納得できる画伯=武内光仁氏とはいかなる人物で、いかなる美術館かと言うと写真のこれがそうである。



白木谷の渓流に沿うように、また部落内の幹線道路に挟まれつつ展開する、手製ながらなかなか立派な大工仕立ての木造美術館。全長100メートルはあろうかと言う増築に増築を重ねての建屋だ。高知県産の木材をふんだんに使っていてがっしりした矩体で安心できる。入口玄関はロビー兼喫茶コーナーで、大変よくできた鷹揚な奥様が喫茶店のマスターとして出迎えてくれる。入場チケットをもぎってもらったら後は勝手に屋内と屋外を散歩がてらに、武内ワールドに引きこまれながらの観賞だ。中には友人とかの作品コーナーもあるが、壁面展示は言わずもがな、天井から床まで全てが、立体=素材で造形が違う・・・平面まで、メインモチーフの「手形」を増殖させた作品にあふれ出ている。好きとか嫌いとかではなく、これだけの迫力をもって現代アートの旗手として、高知を基盤によくもまぁ頑張ってきたものだと驚くしかない。















屋外には丁寧にしつらえた東屋や遊歩道を歩ける構成の庭に現代アートの作品が乱立している。圧巻はどこの川から掘り起こしてきたか総重量が6トンを超える石の集合による造形作品だ。



賽の河原?かの様な連想も起きるが、題名には説得力がある。渓流のせせらぎを聞きながら、じっくりと散策しつつの観賞は、武内画伯の鑑賞者への愛情を感じる。判ろうが判るまいが、とにかく見てくれて、楽しんでくれたらいいと言う旺盛なサービス精神に加えて、並はずれた制作意欲とみなぎるパワーがさく裂する美術館である。

作品の評価は私にはわからないし、私ならば作ろうと思う世界観ではないのは確かだが、高知の岡本太郎と言って差し支えのない作家活動であることは間違いない。入館してすぐのところに東京都庁ロビーで開催された個展=石原都知事より要請があって(=池田20世紀美術館で見止めためたらしい)長く展示会をしていた模様が写真で紹介されている。無論その時の作品も展示されている=しかし売れてはいないのだが・・・常識を超えているという傑物の画伯であろうか?

入館料は、奥さんの心のこもったコーヒーか紅茶付きで500円。武内画伯は道向かいの元農協支所の建物をアトリエにして制作活動をしている。農協ビルを借り切るのだから、相当の名物人だろうなぁと。いやはや疲れる毎日にある我が身に、こういう瞬間が得られたことは大きい。

是非皆さんも高知へ行かれたら南国インターからも近いので寄ってみて欲しい。人間が持つ小さな私利私欲は完全に壊される。また一人の人生として、これはまたすごい覚悟と熱さがなければ成し得ない形だと思う。絵描きとは作家とは恐るべき人生観だと感じ入るし、これを見ればデザイナーである喜びや努力などいくら頑張っても惜しくない。大して売れるアートではないとか、生活や制作費の捻出はどうしているのかと、失礼にも想像しつつ、こんなセコイ、下世話な懸念などぶっ飛ぶパワーに触れ、改めて人の生き方の根源を感じて良いと思う。お勧めである。合掌
  • 2020.02.08 Saturday
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